子犬の甘噛み(噛み癖)への対処方法

甘噛みはどの子犬も通る道で、生後2ヶ月~生後4ヶ月頃に掛けてどんどん激しくなって行きます。
皆様のわんちゃんが異常と言うことでも、特別に気が強いと言うことでもありません。

スイッチが入ると「ウーウー」唸ったり吠えたりしながら、形相を変えて噛んでくることもあります。

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子犬の甘噛み(噛み癖)

決して悪気があってやっている訳ではありません。
歯が痒く、物が噛みたい時期である事、そして未だ遊びで噛んで良い物と悪い物が分かっていないからですね。
ただ生後4~6ヶ月頃までは乳歯で歯が尖っていますので、強く噛まれると切れて出血と言う事態になってしまいます。

甘噛みは通常、放っておいても歯が生え変わって(生後4ヶ月頃から生え変わり始めます。)、成犬になれば少しずつおさまって行きます。
犬種や幼少期の対処の仕方によって差異がありますが、洋犬の場合は成犬になっても人間に口を向ける子は滅多にいないと思います。

しかし、この甘噛みをしている時期は、「人間に口を向けたり、噛んではイケナイ!」と言う事を徹底的に教える最大のチャンスと考え、しっかりと対処しておきましょう!

甘噛みへの対処法1

甘噛みへの対処法2

甘噛みへの対処法3

甘噛みへの対処法4

甘噛みへの対処法5

甘噛みへの対処法6

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甘噛みへの対処法1 言葉を決めて!

先ず、ご家族で言葉を決める事です。

「痛い!」なのか、「ダメ!」なのか、「コラ!」なのか。。。
犬は色んな言葉で言っても理解できませんので、ご家族で統一して教えて行きましょう。
褒める言葉も、「上手!」なのか「お利口!」なのか、「賢い!」なのか。。。

スイッチが入っていない時に少しでも口を明けて噛む素振りを見せたら、すかさず目をにらみ付けて「ダメ!!!」と大きな声を発してください。
そして好きなおもちゃを噛ませるようにして、それを噛んで遊び始めたら、「賢い!!!」と、ちょっと大げさ位の大きな声で思いっきり褒めてあげてください。

甘噛みへの対処法2 瞬時にメリハリを付けて!

「ダメ!」は低目の声、「賢い!」は高めの声にしてメリハリをつけるとより効果的です。

瞬時に!と言うのと、メリハリを付ける!と言うのが最大のポイントです。

悪い事をしようとしたら瞬時に怒られた。。。良い事をしようとしたら瞬時に褒めらたと言う感じですね。
ドッグトレーナーの方は、このタイミングが非常に上手です。

これを繰り返し粘り強く頑張ります。

甘噛みへの対処法3 興奮している時は無視!

興奮のスイッチが入ってしまった時は、何をしても言う事を聞きませんので、遊びを止めて、その場を離れ、何を言っても無視するようにしてください。

落ち着いたら褒めて遊んであげましょう。

興奮状態で噛んだらケージに戻すと言う対処は、ケージは閉じ込めらたり、叱られる場所と言う悪い印象を持ってしまい、入るのを嫌がる要因となる恐れがありますのでお薦めできません。

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甘噛みへの対処法4 粘り強く、決してあきらめない!

すぐには直りません。

飼い主さんがあきらめてしまえば、その段階で全てが水の泡。。。

甘噛みに即効性のある躾けはありませんので、あきらめずに続ける事が大切です。

その内に「ダメ!!!」と言われると、噛むこと自体を躊躇する素振りを見せ始めますので、その時もすかさず「賢い!!!!」と褒めてください。

しつけの効果は「ある日突然」と言う感じで現れてくることが多いです。
「あれ?今日は余り噛まないなぁ~」とか「あれ?今日はダメで止まった!」と言う日があって、そしてまた激しく噛む日があって行ったり来たりしている内に、全く噛まなくなって行きます。

甘噛みへの対処法5 教えられるのは家族だけ!

犬は群れの中で順位を付けて生活する本能を持っていますので自分より上位と認めた人から噛まなくなります。

今後を見ていていただけると良く分かると思いますが、一番厳しく対応する方から噛まなくなります。
そして、お子様や優しく叱る方は最後まで噛まれているはずです。

どなたかにしつこく噛んで行く時は、周りの家族も一緒に、「ダメ!!!」と言って一緒になって叱ってあげてください。

噛まれた時は手を引かずに、奥に押し込むようにすると良いです。
「ウゲェッ」となって口を開きますので、その時に手を抜きます。
下手に手を引いてしましますと、歯が鋭いですので手が切れてしまいます。

家族全員で「子犬が悪気があって噛んでいるのではない」と言うことをしっかりと理解してあげましょう。
人間社会で周りの誰からも愛され幸せに暮らして行くのに、「何があっても人間に対して口を開かない」と言うことは絶対に覚えなければならないマナーです。

子犬に人間を噛んではイケナイと言うことを教えてあげることが出来るのは家族だけです!
そのことを絶対に忘れないようにしてあげてください。

子犬が家族の皆さんを上位と位置付けた場合は、頼りになる上位者に守られて、安心してゆったりとした生活ができるようになります。
反面、家族を下位と見てしまいますと、家族を守らなくてはならない立場と思い込み、他に向かって攻撃的あったり、神経を張って生活しなければならくなってしまいます。

犬にとって一番幸せなのは、信頼できる家族の一番下っ端にいる事です。
子犬の為に、家族の皆さんに子犬の上に立ってあげてもらえるように、頑張っていただければと思います。

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甘噛みへの対処法6 噛むことも大切!

犬にとっても噛むことも生きて行くうえで大切ですし、集中して噛む事によってストレス発散にもなります。
要は、噛んで良いものはしっかりと噛ませ、噛んではイケナイものは徹底的に噛ませないと言うことです。

犬種にもよりますが、以下のようなものを噛ませてあげることにより、甘噛みの軽減につながる可能性もありますので、必要に応じてお試しください。

牛皮でつくった骨型のガムなども販売されていますが、先端の丸い部分が取れて誤飲になる事があるので、あまりお薦めできません。

●コング
コング
小型~大型犬全ての子犬で使用可能です。
但し、与える時は必ず人間が見守れる状態の時してください。
また、大きな犬種に小さなコングを与えますと丸飲みしてしまう恐れが有り大変危険です。
犬種に適したサイズを購入し、メーカーの使用上の注意事項をしっかりと守り使用してください。

●牛のひづめ
牛の蹄(ひづめ)
大型犬の子犬には使用できます。
小型~中型犬の場合は、歯が折れたりするリスクが高いですのでお薦めできません。
与えると必死で噛みまくると思います。
但し、与える時は必ず人間が見守れる状態の時にお願い致します。
そう簡単には噛み切れず、直ぐには小さくなりませんが、小さくなると丸呑みして、のどに詰める恐れがあります。
例えば、時間を30分と決めたら、まだ噛んでいても「おしまい!」と声をかけて、取り上げます。(これも躾けです。)
次の時も同じようにし、小さくなって来たら新しい物に交換します。

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